--年--月--日 (--) | 編集 |
新しい記事を書く事で広告が消せます。
2037年01月01日 (木) | 編集 |
このブログでは、私がアスペルガー症候群に診断されて、その診断結果を受け入れるまでのことを思い出しながら書いています。
「私がアスペルガー症候群だなんて絶対に信じられない、絶対に信じたくない」とかたくなに思っていた頃の気持ちも、
「これはもう、私はアスペルガー症候群なんだって、受け入れよう」と観念した時の気持ちも、できるだけ正直に書くつもりです。
アスペルガーに診断されている当事者の方に失礼な記述があるかもしれないですが、どうかご了承いただけるようお願いします。
「私がアスペルガー症候群だなんて絶対に信じられない、絶対に信じたくない」とかたくなに思っていた頃の気持ちも、
「これはもう、私はアスペルガー症候群なんだって、受け入れよう」と観念した時の気持ちも、できるだけ正直に書くつもりです。
アスペルガーに診断されている当事者の方に失礼な記述があるかもしれないですが、どうかご了承いただけるようお願いします。
2008年05月28日 (水) | 編集 |
「私はアスペルガーなんかじゃない」とかたくなに思っていた私ですが、ある当事者のサイトと、ある当事者の本を読んで、それまでの私の考えがひっくり返るほどのショックを受けました。
ひとつは、ある一般の人の個人サイトでした。
その人は、高い文章力で、アスペルガー症候群に診断されてからの出来事や思ったことや悩み、仕事や家事、日常生活の攻略法などを細かくブログに書いていたのですが、その人の書いてることがいちいち
「あなたは、私と違って文章力がある『他人』なのに、なぜそんなに私の気持ちがわかるのですか?」
「あなたは、私と全く違う他人なのに、なんでそんなに私と全く同じ経験をしてきているのですか?」
と私が驚くような内容だったんです。
「この人がアスペルガーに診断されているのなら、私もそうなのかもしれない…」
その人は文章ではきちんとコミュニケーションが取れるのに、しゃべると声や口調などが変なことをカミングアウトしていました。
私も、しゃべり声が変なんだろうか?
自分では普通の声で普通にしゃべってるつもりだけど、他人が聞いたら私の声ってものすごく変なんだろうか?
そういえば、10代の頃に友達と一緒に自分の声を録音して
「このテープ変だ。声が幼稚に録音される!」と私が怒って
「えー。変じゃないよ。ちゃんとのらの声だよ」と友達が言ってたことを思い出してきました。
心臓がバクバクしてきました。
「実験してみよう」
私は、自分の声を録音して聴きました。
できるだけ自然にしゃべってる声を知りたかったので、夫に録音機能のついたMP3プレイヤーを渡して、私が知らないうちに録音してもらうように頼みました。
それは、幼稚で舌たらずで、鼻が詰まったような、ツバが口の中に溜まってるようなベチャッとしたしゃべり方で、聞き取りづらい声でした。
しかも、嬉しい時はキンキン耳に響くような高い大声になる。
よほど心の広い人じゃないと「ウザイ」「キモイ」と思うんじゃないかという声でした。
私ってこんな声でしゃべってたのか……。
自閉の解説書や解説サイトには、アスペルガーの人は声やしゃべり方が独特だとか奇妙だとか書かれていることがあるけれど、自分にそれが完全に当てはまっていたことがショックでした。
ひとつは、ある一般の人の個人サイトでした。
その人は、高い文章力で、アスペルガー症候群に診断されてからの出来事や思ったことや悩み、仕事や家事、日常生活の攻略法などを細かくブログに書いていたのですが、その人の書いてることがいちいち
「あなたは、私と違って文章力がある『他人』なのに、なぜそんなに私の気持ちがわかるのですか?」
「あなたは、私と全く違う他人なのに、なんでそんなに私と全く同じ経験をしてきているのですか?」
と私が驚くような内容だったんです。
「この人がアスペルガーに診断されているのなら、私もそうなのかもしれない…」
その人は文章ではきちんとコミュニケーションが取れるのに、しゃべると声や口調などが変なことをカミングアウトしていました。
私も、しゃべり声が変なんだろうか?
自分では普通の声で普通にしゃべってるつもりだけど、他人が聞いたら私の声ってものすごく変なんだろうか?
そういえば、10代の頃に友達と一緒に自分の声を録音して
「このテープ変だ。声が幼稚に録音される!」と私が怒って
「えー。変じゃないよ。ちゃんとのらの声だよ」と友達が言ってたことを思い出してきました。
心臓がバクバクしてきました。
「実験してみよう」
私は、自分の声を録音して聴きました。
できるだけ自然にしゃべってる声を知りたかったので、夫に録音機能のついたMP3プレイヤーを渡して、私が知らないうちに録音してもらうように頼みました。
それは、幼稚で舌たらずで、鼻が詰まったような、ツバが口の中に溜まってるようなベチャッとしたしゃべり方で、聞き取りづらい声でした。
しかも、嬉しい時はキンキン耳に響くような高い大声になる。
よほど心の広い人じゃないと「ウザイ」「キモイ」と思うんじゃないかという声でした。
私ってこんな声でしゃべってたのか……。
自閉の解説書や解説サイトには、アスペルガーの人は声やしゃべり方が独特だとか奇妙だとか書かれていることがあるけれど、自分にそれが完全に当てはまっていたことがショックでした。
2008年05月27日 (火) | 編集 |
ネット探索はずっと続けていました。
どこかに私に似た考えの人はいないか、私と似た体験をしている人がいないか、もしくは、私と全然似ていなくても、何か生活や考え方のヒントになるようなことを書いてる人はいないか。
それが知りたくて、来る日も来る日も自閉サイトを見つづけていました。
サイトだけじゃなく、一般向けに易しく解説された自閉症本や当事者エッセイ本も読んでいました。
当事者サイトの中には部分的に「気持ちがわかる」と思うことが書かれてるサイトもあったのですが、まだ私は自分がアスペルガーだとは思えませんでした。
その時の私の気持ちは、多分
「私はアスペルガーなんかじゃない」と思っていたかったんじゃないかと思います。
私は「アスペルガーの特徴」として、想像力が無いとか、社会性が無いとか、こだわりがあるなどと定義づけられることに心の中で反発していました。
こんなの、私に当てはまっていない!と思っていました。
アスペルガーの特徴として書かれていることで、私に当てはまってないと思った点をいくつか挙げると
計算や暗記が得意で理解ができない
→ まるで逆。きちんと根本から理解してからじゃないと暗記はできない。
覚える必要のないどうでもいいことを覚えてしまうことがあるくせに、本当に覚えなくてはいけないことを覚えるのに苦労する。
計算も全然得意ではない。
人に触られるのが嫌い、抱っこが嫌い。
→ 逆。あまえんぼだった。
親や祖母や先生に「よしよし」「なでなで」とされるのが好きだった。
特に耳そうじされるのが好き。
想像力が無いので、ゴッコ遊びや、想像遊びができない。
→ 子供の頃は、ゴッコ遊びが好きだった。
いろいろなことを想像するのも好きだった。
自分で考えたお話をマンガに描いて友達や先生に見せて、認めてもらえていた。
そのおかげで私は、楽しい子供時代を送れていたと思う。
流行や世俗的なものが嫌い。学問を好む。
→ 流行とか芸能人とかが好きでマセててミーハーな子供だった。
アカデミックなことは苦手。
単調な繰り返し、変化のなさを好む。
→ 同じことばっかりは飽きる。 脳が萎縮しそうな気がする。
論理的思考ができる。難しい言葉を好んで使う
→ 論理的思考はすごく苦手だと思う。
感情が先に出やすいのを抑えている。
論理的思考をしなくてはいけない時は、かなり自分に無理してると思う。
難しい言葉は私がわからないので、易しい言葉を使う。
また、アスペルガーの人に多いらしい
「言い間違いや聞き間違いが多い」
「音楽の繰り返しが好き」
「人の顔を覚えるのが苦手」
「とっさの判断ができないことがある」
「あとになって自分の本当の気持ちがわかることがある」
「人の話や動作から学ぶより本で学ぶほうが理解しやすいことがある」
「ひとりでやる趣味が好き」
「暗黙の了解がわからなくて困ることがある」
「動作がぎこちなかったり、運動音痴な人が多い」
…などは、自分にもよく当てはまるのですが
「こういうのって、本当にアスペルガー症候群の人だけの特徴なのかな?」
「普通の人でも、大きな悲しみやショックを受けた時は、とっさの判断ができなくなったり、その時は自分の感情が出なくて、あとになって思い出して号泣したり、あとから怒りが湧いてくるものじゃないかな?」
と、疑問に思ってしまうのです。
どこかに私に似た考えの人はいないか、私と似た体験をしている人がいないか、もしくは、私と全然似ていなくても、何か生活や考え方のヒントになるようなことを書いてる人はいないか。
それが知りたくて、来る日も来る日も自閉サイトを見つづけていました。
サイトだけじゃなく、一般向けに易しく解説された自閉症本や当事者エッセイ本も読んでいました。
当事者サイトの中には部分的に「気持ちがわかる」と思うことが書かれてるサイトもあったのですが、まだ私は自分がアスペルガーだとは思えませんでした。
その時の私の気持ちは、多分
「私はアスペルガーなんかじゃない」と思っていたかったんじゃないかと思います。
私は「アスペルガーの特徴」として、想像力が無いとか、社会性が無いとか、こだわりがあるなどと定義づけられることに心の中で反発していました。
こんなの、私に当てはまっていない!と思っていました。
アスペルガーの特徴として書かれていることで、私に当てはまってないと思った点をいくつか挙げると
計算や暗記が得意で理解ができない
→ まるで逆。きちんと根本から理解してからじゃないと暗記はできない。
覚える必要のないどうでもいいことを覚えてしまうことがあるくせに、本当に覚えなくてはいけないことを覚えるのに苦労する。
計算も全然得意ではない。
人に触られるのが嫌い、抱っこが嫌い。
→ 逆。あまえんぼだった。
親や祖母や先生に「よしよし」「なでなで」とされるのが好きだった。
特に耳そうじされるのが好き。
想像力が無いので、ゴッコ遊びや、想像遊びができない。
→ 子供の頃は、ゴッコ遊びが好きだった。
いろいろなことを想像するのも好きだった。
自分で考えたお話をマンガに描いて友達や先生に見せて、認めてもらえていた。
そのおかげで私は、楽しい子供時代を送れていたと思う。
流行や世俗的なものが嫌い。学問を好む。
→ 流行とか芸能人とかが好きでマセててミーハーな子供だった。
アカデミックなことは苦手。
単調な繰り返し、変化のなさを好む。
→ 同じことばっかりは飽きる。 脳が萎縮しそうな気がする。
論理的思考ができる。難しい言葉を好んで使う
→ 論理的思考はすごく苦手だと思う。
感情が先に出やすいのを抑えている。
論理的思考をしなくてはいけない時は、かなり自分に無理してると思う。
難しい言葉は私がわからないので、易しい言葉を使う。
また、アスペルガーの人に多いらしい
「言い間違いや聞き間違いが多い」
「音楽の繰り返しが好き」
「人の顔を覚えるのが苦手」
「とっさの判断ができないことがある」
「あとになって自分の本当の気持ちがわかることがある」
「人の話や動作から学ぶより本で学ぶほうが理解しやすいことがある」
「ひとりでやる趣味が好き」
「暗黙の了解がわからなくて困ることがある」
「動作がぎこちなかったり、運動音痴な人が多い」
…などは、自分にもよく当てはまるのですが
「こういうのって、本当にアスペルガー症候群の人だけの特徴なのかな?」
「普通の人でも、大きな悲しみやショックを受けた時は、とっさの判断ができなくなったり、その時は自分の感情が出なくて、あとになって思い出して号泣したり、あとから怒りが湧いてくるものじゃないかな?」
と、疑問に思ってしまうのです。
2008年05月26日 (月) | 編集 |
今回は話を中断して、私の大好きな漫画や絵本の中から、アスペルガー当事者の生き方を考える上で役にたつんじゃないかと私が勝手に思った本を紹介します。
(報道・批評・研究目的の引用については著作権法第32条において保護されております)
絵本 オオカミくんはピアニスト オオカミくん
他者を愛しながらも孤立してしまう性質なので、基本的に一人で生きられるような生活パターンをつくり、自分の技能を媒介に少ない頻度で社会と繋がる生き方。
マンガ 天才柳沢教授の生活 柳沢良則
規則正しい生活を送り、人間関係のあれこれも一生涯をかけた勉強として「学問の問いと研究と実験と発見」のように自分なりのプロセスを辿って理解し、愛される変人として社会に属する生き方。
マンガ おおきく振りかぶって 三橋廉
自分の特技を磨き、自分を認めてくれる理解者と仲間を探して、たどりついた自分の居場所でひたむきに生きる生き方。
柳沢教授やオオカミくんや三橋くんをアスペルガーだと言っているわけではありません。
(報道・批評・研究目的の引用については著作権法第32条において保護されております)
絵本 オオカミくんはピアニスト オオカミくん
他者を愛しながらも孤立してしまう性質なので、基本的に一人で生きられるような生活パターンをつくり、自分の技能を媒介に少ない頻度で社会と繋がる生き方。
マンガ 天才柳沢教授の生活 柳沢良則
規則正しい生活を送り、人間関係のあれこれも一生涯をかけた勉強として「学問の問いと研究と実験と発見」のように自分なりのプロセスを辿って理解し、愛される変人として社会に属する生き方。
マンガ おおきく振りかぶって 三橋廉
自分の特技を磨き、自分を認めてくれる理解者と仲間を探して、たどりついた自分の居場所でひたむきに生きる生き方。
柳沢教授やオオカミくんや三橋くんをアスペルガーだと言っているわけではありません。
2008年05月19日 (月) | 編集 |

甲先生と乙さんは、アスペルガー症候群に対して決して否定的なことを言わない人達でした。
アスペルガー症候群は、「障害」という扱いになっているけれど、本当は「生まれつきの特徴」や個性で、長所を生かしたり不利な点をカバーするのは良いけれど、治すようなものではないこと。
世の中には、アスペルガーの特性を上手に生かして幸せに生きてる人達がたくさんいること(具体例で色々説明してくださった)。
アスペルガー症候群の人があまり苦しまずに生きられるように手助けしたり(手助けのしすぎもいけないらしい)、「二次障害」(ここでは、精神疾患や人格障害や反社会性行動などのこと)を防ぐお手伝いが心理士の仕事で、二次障害による精神疾患を治療するのが医師の仕事であること。
自閉症スペクトラム(自閉症、アスペルガー全般)については、まだ専門家にもわかっていないことがたくさんあって、専門家にとっても毎日が勉強なこと。
これからも自閉症スペクトラムの学説がどんどん変わっていく可能性があることなどなど。
甲先生と乙さんのお話をうかがっていると、アスペルガーに診断されることはミジメなことではなくて、欠点のカバーと二次障害発症にさえ気をつけて、あとは自分の好きなことや得意なことを活かして生きていいことのように思えてきます。
アスペルガーについてもっと知りたいと思ったのですが、大人のアスペルガーに詳しい専門家は私の住んでいる地域でも少ないため、甲先生や乙さんは診療、検査、学校訪問、当事者施設訪問などで大変忙しいため、私が発達障害者センターに行くのは1〜2ヶ月に1回ほどでした。
そこで「この際だから、アスペルガー症候群のことをもっとよく知りたい」と思ってインターネットで検索したところ、世間の風評はなんだか全く違うみたいなのです。
ネットでは「アスペルガーとは、人間としての真っ当な心を持っていなくて、感情や表情や声が変で、会社や学校や家庭で他人に迷惑ばっかりかけている厄介な存在」みたいなひどい言われようでした。
専門家にもアスペルガーをひどく言う人がいましたし、アスペルガーの人でも自分達の特性を悪く言われることを素直に受け入れてる人達がいました。
せっかく甲先生と乙さんがアスペルガーについて希望が持てるようなことを言ってくださったのに、インターネットを見て私はバカみたいに落ち込みました。
2008年05月15日 (木) | 編集 |
詳しい検査とは、言葉の意味の説明や、図形パズルや絵の間違い探しや暗誦などの知能検査と、選択肢から回答を選んだり、絵を描いたり、マンガのセリフを書いたり、「紙の縦半分に絵の具を塗って折って開いた図案」が何の絵に見えるかを言うなどの心理テストで、1日がかりで行われました。

知能検査で私が楽しみながら気楽にできたのは、パズルと絵の間違い探しと記号をすばやく書き写す問題と漫画の順番を正しく並べる問題でした。
逆に、難しくて頭がガンガンすると思ったのは、暗誦と言葉の説明と計算です。
一番苦労したのは言葉の説明です。
問題として出された言葉には、私が全く知らなかった言葉もありました。
知ってる言葉でも、「こういう意味だ」というのが頭の中に「イメージ」「雰囲気」「絵」としては浮かぶのですが、それを言葉と文章にして口から出そうとすると、幼稚でたどたどしい日本語になってしまうのです。
それから数ヵ月後。検査結果が出てきました。
全体の点数をならすと高い得点だったのですが(現実の私はバカなので意外でした)、個々の問題の出来不出来にはバラつきがありました。
私が楽しくできたと思った問題は出来がよく、難しいと思った暗誦と計算と言葉の説明は得点が平均値を下回っていました。
私のテストの結果は、全部がアスペルガー症候群の典型的な回答だったわけではありませんでした。
むしろ、アスペルガーと定型(定型発達者の略。ここではアスペルガーじゃない人のこと)の境い目ぐらいの回答が多く、問いによってはアスペルガーらしさが全く見られない定型そのものな回答もあったそうです。
しかし、甲先生の説明によると、定型そのものな回答を出せた問題も、私が思い出せる範囲で話した生育歴や、私が今現在困っていること、テスト時の私の態度や発言や反応(答案や点数だけではなく、テストを受ける人の態度や発言も診断基準になるとのこと)などから総合的に判断して
「定型的な考え方は生まれつきではなく、努力で後天的に身につけられたのでしょう」
とのことでした。
「子供の頃の生育歴の証拠(通知表や作文か親の証言など)がないため、今の段階では確定診断は出せないのですが、やはり、のらさんの本質はアスペルガー症候群だと思います」
と、甲先生はおっしゃいました。
甲先生は私に
「今まで大変努力してこられたでしょう? よく頑張りましたね」
と、言ってくださいました。
しかし私は、今まで生きてきて、努力して成果を挙げたことってあんまりないので、誉められるのがなんだか申し訳なかったです。
私は途中までは努力するのですが、ここでさらに努力すればもっと上に行けるという所で意欲を出さなかったリ、つまらないことで挫折した経験が多かったような気がします。

知能検査で私が楽しみながら気楽にできたのは、パズルと絵の間違い探しと記号をすばやく書き写す問題と漫画の順番を正しく並べる問題でした。
逆に、難しくて頭がガンガンすると思ったのは、暗誦と言葉の説明と計算です。
一番苦労したのは言葉の説明です。
問題として出された言葉には、私が全く知らなかった言葉もありました。
知ってる言葉でも、「こういう意味だ」というのが頭の中に「イメージ」「雰囲気」「絵」としては浮かぶのですが、それを言葉と文章にして口から出そうとすると、幼稚でたどたどしい日本語になってしまうのです。
それから数ヵ月後。検査結果が出てきました。
全体の点数をならすと高い得点だったのですが(現実の私はバカなので意外でした)、個々の問題の出来不出来にはバラつきがありました。
私が楽しくできたと思った問題は出来がよく、難しいと思った暗誦と計算と言葉の説明は得点が平均値を下回っていました。
私のテストの結果は、全部がアスペルガー症候群の典型的な回答だったわけではありませんでした。
むしろ、アスペルガーと定型(定型発達者の略。ここではアスペルガーじゃない人のこと)の境い目ぐらいの回答が多く、問いによってはアスペルガーらしさが全く見られない定型そのものな回答もあったそうです。
しかし、甲先生の説明によると、定型そのものな回答を出せた問題も、私が思い出せる範囲で話した生育歴や、私が今現在困っていること、テスト時の私の態度や発言や反応(答案や点数だけではなく、テストを受ける人の態度や発言も診断基準になるとのこと)などから総合的に判断して
「定型的な考え方は生まれつきではなく、努力で後天的に身につけられたのでしょう」
とのことでした。
「子供の頃の生育歴の証拠(通知表や作文か親の証言など)がないため、今の段階では確定診断は出せないのですが、やはり、のらさんの本質はアスペルガー症候群だと思います」
と、甲先生はおっしゃいました。
甲先生は私に
「今まで大変努力してこられたでしょう? よく頑張りましたね」
と、言ってくださいました。
しかし私は、今まで生きてきて、努力して成果を挙げたことってあんまりないので、誉められるのがなんだか申し訳なかったです。
私は途中までは努力するのですが、ここでさらに努力すればもっと上に行けるという所で意欲を出さなかったリ、つまらないことで挫折した経験が多かったような気がします。
2008年05月10日 (土) | 編集 |

はじめまして。のらです。
私はアスペルガー症候群に確定診断されている女です。
このブログでは発達障害診断のことと、確定診断が出るまでを振り返って書くつもりです。
私は「片づけられない」「アホでおっちょこちょい」「やろうとしてたことを忘れる」「色々なことに興味があるのに、飽きっぽい」「興味を持ってしまったことには寝食を忘れるほど集中する」というようなタイプなので、注意欠陥〜ADD(ADHDから多動を抜いた症状)が自分によく当てはまると思ってました。
ところが、地域の発達障害者センターにADDの診断をしてもらいに行った所
「のら(実際は本名)さんは、ADDの可能性も無いわけではありませんが、アスペルガー症候群の可能性のほうが高いと思います。
どうですか? もっと詳しい検査を受けてみませんか?」
と、発達障害専門医の甲先生(仮名)と臨床心理士の乙さん(仮名)に言われました。
私は、大変驚いて、信じられないと思いました。
以前私が読んだことのあるアスペ本には次のようなことが書いてありました。
「アスペルガーの人は感情が無いように見える」
「共感ができない」「想像力が無い」
「学校をシルバニアファミリーのセットだと思う」
「スカートを履くと足がなくなる」
「社会を『なまはげ』だと思う」
「親という概念が30歳になるまで理解できない」
「手をブラブラさせる」「独特の表情をする」
「極端な偏食」「重度の感覚過敏」
「グラサンと耳栓がないと生活できない」
私はアスペ本を読んで
「私に当てはまるところが全然無いから、私は絶対にアスペルガーでは無い」
いう感想を持っていました。
甲先生の話では、そのような本に載っている例は自閉の症状が特に重い人で、実際には、感覚過敏や体調不良や偏食がほとんど無いか、あっても軽いか、子供の時だけ過敏があった人もたくさんいるとのことでした。
先生は自閉の度合いが人によってさまざまなことを「スペクトラム状になっている」という言葉を使って説明してくださいました。

そういうことだったら、子供の頃は偏食が結構あったし(成長するにつれて治った)、幼児の頃は掃除機の音を怖がって泣いてたし(今は平気)、普通の人にもわりとよくあるタイプの軽い過敏や体調不良なら、今の自分にも思い当たることはいくつかありました。
でも、それとアスペルガーとは、頭の中で結びつけることができませんでした。
私の感覚過敏と体調不良は、たまに肌荒れすること、花粉症、腸の過敏などです。私の場合はどれもが、生活の改善と弱い薬で解決するほどのとても軽度なものです。
子供の頃に苦手だったものや、軽い感覚過敏や体調不良も含めてしまうと、アスペルガーの範囲が広くなりすぎるんじゃないかと思いました。
それに、アスペの人が人間関係の不得意さと引き換えに持っていることが多いという頭の良さやセンスは、私には全然無いのです。
私がアスペルガーかどうかについては「半信半疑」どころか「0%信100%疑」という感じでしたが、詳しい検査の知能テストは「脳トレ」みたいで面白そうだし、心理テストにも興味があったので、詳しい診断の予約をしました。
| ホーム |

プロフィール


